陽気ぐらしのヒント

今日も良い日にしましょう!

両親の手を握ったことがありますか?

私が信仰している天理教では、神様を”親神様”と親しくお呼び申し上げている。

我々人間をお創り下さり、今もお護り下さっている、まさしく親なのである。

気が付けば、私は親の苦労に感謝の気持ちを持つことを忘れて過ごしている。

いつも当たり前と感じてしまっている。

これは、親神様の御守護にたいしても同様である。

申し訳ないことである。

 

3月と言えば、卒業シーズン。

ある熊本の高等学校での校長先生の卒業式での最後の授業。

これを読んで、いま一度、親の苦労、それ以上の親神様の親心を再確認したいものだ。

 

いままで、お父さん、お母さんに いろんなことをしてもらったり

心配をかけたりしただろう

それを思い出してみろ


交通事故に遭って入院した者もいれば おやこげんかをしたり

こんな飯は食えんと お母さんの弁当に文句を言った者もおる


おまえたちを高校へ行かせるために ご両親は一生懸命働いて

その金ばたくさん使いなさったぞ

そういうことを考えたことがあったか?

学校の先生に お世話になりましたという前に

まず親に感謝しろ

心底から親に迷惑をかけた 苦労を掛けたと思う者は

いま

お父さんお母さんが隣におられるから その手ば握ってみろ


その手がねぇ!

十八年間おまえたちを育ててきた手だ 分かるか。・・・・・親の手をね

これまで握ったことがあったとか?

お前たちが生まれた頃は 柔らかい手をしておられた


いま

ゴツゴツとした手をしておられるのは

お前たちを育てるために 大変な苦労をしてこられたからたい

 

 

それを忘れるな

十八年間振り返って

親に本当にすまんかった 心から感謝すると思う者は

いま一度強く手を握れ

よし、目を開けろ。 分かったや?

私が教えたかったのはここたい

親に感謝

親に感謝する授業

終わり 

 

 

担当 M