陽気ぐらしのヒント

今日も良い日にしましょう!

“叱るときの注意点”

人間の大脳は、“YES”/“NO”を理解できないらしい。

“ピンクのキリンは居ない”といっても

ピンクのキリンはずっと残る。

“紫の象をイメージしないでください”といっても

紫の象がずーと残る。

 

だからよく運送会社で、

「事故の無いように頑張りましょう!」

なんてやっているところは、よく事故を起こすそうだ。

 

今は何て言っているかというと

「ご安全に。」

と言ってるそうだ。

 

だから子供に

「アンタ、忘れ物したらアカンで!」

と言ってもダメ。

廊下走ってたら

「走るな!アンタ!」

とか言ったら余計に走るよ。

 

「病気すんなよ。」

「怪我すんなよ。」

「失敗するなよ。」

とか言ったら、

全部、否定的な方向に行くので、

“やってもらいたいこと”を言う。

 

ピアノの先生で、

「アンタ、いつもココが違う。」

「ココだけ間違えたらダメ。」

「ココだけ気をつけて。」

なんていう先生は、

“最悪”

良い先生は、こう言う。

「ここはねこう弾くのよ。」

って教えてくれる。

 

“して欲しいこと”を伝えたら良い。

 

子供が皿を持って運ぼうとしている。

「零したらダメ!」

とかって言う。

それで零す。

「ほら見てみなさい!言ったとおりでしょ!

何やってんの!」

 

これで、

「愛されている!」って子供は思うか?

 

「よし、次は!」って思うか?

 

そうじゃなくて

「ゆっくり行きなさい。」

「集中して行きなさいよ。」

「そーっと丁寧にね。」

と言ってあげたほうが行けるんです。

 

子供や若い方には、

して欲しいことを、否定語を使わずに

伝えてあげたほうが良いんじゃないかと

思います。

 

(担)M