陽気ぐらしのヒント

今日も良い日にしましょう!

“叱るときの注意点”

人間の大脳は、“YES”/“NO”を理解できないらしい。

“ピンクのキリンは居ない”といっても

ピンクのキリンはずっと残る。

“紫の象をイメージしないでください”といっても

紫の象がずーと残る。

 

だからよく運送会社で、

「事故の無いように頑張りましょう!」

なんてやっているところは、よく事故を起こすそうだ。

 

今は何て言っているかというと

「ご安全に。」

と言ってるそうだ。

 

だから子供に

「アンタ、忘れ物したらアカンで!」

と言ってもダメ。

廊下走ってたら

「走るな!アンタ!」

とか言ったら余計に走るよ。

 

「病気すんなよ。」

「怪我すんなよ。」

「失敗するなよ。」

とか言ったら、

全部、否定的な方向に行くので、

“やってもらいたいこと”を言う。

 

ピアノの先生で、

「アンタ、いつもココが違う。」

「ココだけ間違えたらダメ。」

「ココだけ気をつけて。」

なんていう先生は、

“最悪”

良い先生は、こう言う。

「ここはねこう弾くのよ。」

って教えてくれる。

 

“して欲しいこと”を伝えたら良い。

 

子供が皿を持って運ぼうとしている。

「零したらダメ!」

とかって言う。

それで零す。

「ほら見てみなさい!言ったとおりでしょ!

何やってんの!」

 

これで、

「愛されている!」って子供は思うか?

 

「よし、次は!」って思うか?

 

そうじゃなくて

「ゆっくり行きなさい。」

「集中して行きなさいよ。」

「そーっと丁寧にね。」

と言ってあげたほうが行けるんです。

 

子供や若い方には、

して欲しいことを、否定語を使わずに

伝えてあげたほうが良いんじゃないかと

思います。

 

(担)M

 

おじいちゃん自転車からの景色

この春、末っ子がこども園の年長さんになりました。

長男から始まった幼稚園・こども園への送迎もあと一年で終わり。

そう思うと、何気ない毎日の送迎の時間がたまらなく愛おしく思えました。

 

8年前、長男の入園と共に購入した3人乗り自転車。

6年前、次男も入園し前後に乗せて通いました。
親子3人で歌を歌ったり、クイズを出し合ったり♬

5年前、こども園へ転園と共に次男、長女、三男と人数オーバーの為、車で送迎に変更。

それからは、専ら車での送迎。

 

この間に自転車も経年劣化で前の席が故障し、2人乗りへ。

もう送迎で使うことは無いと思っていました。

 

でも、残り1年と思った時に、ふとこの自転車で送迎したいと思いました。

子供達との思い出がたくさん詰まったこのおじいちゃん自転車で。

 

こども園までは坂道もあるし、『オジサン』にはちょっと大変。

でも、ゆっくりな時間を子供と大切に味わいたい。育みたい。

 

よく考えると、本当は娘が入学した昨年から復活できたんですね笑

でも、車で送迎の日常が当たり前すぎて思い付きもしませんでした。

 

いざ、自転車での送迎復活! 頼むよ相棒!

 

もう初日から効果覿面、今や雨の日でも『自転車!』と言う末っ子笑
毎日がより鮮明に、より楽しくなった気がします。


一緒に、雲や山を眺めたり、バスの数を数えたり、橋下の川魚を探したり、田んぼのオタマジャクシを見つけたり、畑の野菜の成長を楽しんだり。毎日が特別です。


それもこれもこの自転車のお陰です。

ありがとう、おじいちゃん自転車。これからもよろしくね。

 

担当 T


        



ちかくどうこう

「ちかくどうこう」って言葉、知ってるかな?

 

漢字で書くと

 

「知覚動行」

 

何かを知り、覚えたら、

やるかどうかを考える前に動きなさいという意味らしい。

考えるのはその後。

 

人が早く成長する順序

1.知る

2.覚える

3.動く

4.考える

 

ちなみに、この漢字の読み方を変えてみると、

「知覚動行」

ともかくうごこう!

 

われわれ天理教の信仰者は、まず動きだせ!!

きっと何かが変わるはず。

 

アクション

 

 

 

こどもの日と母の日

5月もそろそろ終わりますね。
今月は、こどもの日と母の日がありました。

こどもの日と言えば、鯉のぼりや五月人形、柏餅やちまき

母の日と言えば、カーネーション、が有名ですよね。

皆さんは今年、こどもの日や母の日に何かお祝いやプレゼントをしましたか?

こどもの日はお祝いしたけど、そう言えば、母の日は何もできてないなという方、
案外多いんじゃないでしょうか??

この2つの日の意味合いを知っていますか?
もちろん知っているというあなた、もしかしたら間違って覚えているかもしれません。

母の日は、母に感謝をする日です。
こどもの日は、子供が元気に育ったことを祝い、更なる成長を願う日、と思っていませんか?

実は、そうじゃないんです。


国民の祝日に関する法律祝日法)によれば、
こどもの日は「こどもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。」とあります。


恥ずかしながら、私はこのブログを書くまで、こどもの日が子供の為にあることはもちろん知っていましたが、【母に感謝を捧げる日】でもあったことを知りませんでした。

このことを日本中のどれだけの人が知っているのでしょうか。

実は、こどもの日も母に感謝する日でもあったことを。

私はこれを知った時に、改めてお母さんという存在の偉大さを感じました。

こどもの日は子供が主役。でも、産んでくれたお母さんという存在無くして、子供の成長はない。だから、産み、育ててくれたお母さんにも感謝しようという意味だと解釈します。

であれば、こどもの日は夫が妻に感謝する日でもあるんですね。


この本来の趣旨が日本中にもっと広まってほしいと願います。



今年の母の日、小学4年の次男が『お母さんにプレゼントを買いたい』と言うので、
一緒に近くのお店に行きました。

『お母さん、何が喜ぶかな?』 目をキラキラ輝かせながら選ぶ次男
そこには、最近すぐよく怒る次男の顔はなく、母親思いの優しい笑顔がありました。

『これがいい!!』 手に取ったのは妻の好きなチューハイ
『本当はビールが良いけど予算オーバーだった』 と照れ笑い
自分の財布から嬉しそうに支払うその純粋な顔。
我が子ながら、すごいな偉いなと思いました。

家に着くなり、『お母さんこれ!!』と恥ずかしさと満足げな表情。
親孝行の姿に私も幸せをお裾分けしてもらった気分になりました。

お母さんは大切にしないといけませんね。

 


担当 T

『親孝行、夫婦仲良く陽気ぐらし。』

天理教の若い青年たちが、信仰生活の指針として掲げたスローガン。

やはり家族の中心は夫婦。

そこに子供がやってきてくれる。

 

この年齢になってつらつら考える。


子どもは宝と呼んでもらえるが、

宝を産んだ母親は、宝と呼んでもらえない。


命を懸けて産んだあと、更に追い詰められて

笑えない日が続いていくことを当たり前だと思われている。


「子宝」といいながら、電車の中で泣いていたら睨まれる母親。

 

「子宝」という宝物を抱えているのに、死にたくなる日もある。


子を産み育て、命という最大のリスクを背負い

母親になれば育児は当たり前にできると思われて過ごす。

育児とはあまりにも過酷だなあ。

 

結婚して40年を超えた。子ども6人、孫11人。

戦争のような日常。

妻は、よくやってくれていると感謝する。

しかし、それを言葉にしたことなはい。

若いころ、子どもが生まれても、私は家庭を省みることがなかった。

今思えば、本当に申し訳ない。


妻は、「宝」を生んでくれた。

そして今がある。

『夫婦仲良く』 文字にすれば簡単だ。

実際は、妻の不断の努力があって、家庭が保たれている。

仲良くと思っているのは、きっと自分だけだろう。

感謝しても仕切れない。

残りの人生、どうやって妻に恩返しをしよう?

妻とどうやって陽気ぐらしをしていこう?

これが、これからの私の課題。

(担)M

どうしよう?

 

筍と温泉と夫婦

筍が美味しい季節になりましたね!

 

大分に来てから「筍」を口にする回数が増えたな~と、

なんとなく竹林面積の都道府県ランキングを調べたらビックリ。


大分県は、竹林面積がなんと全国2位!!
どおりでよく頂くはずです(笑)

 

林野庁の森林・林業統計要覧2022によると、2017年3月末現在の竹林面積は、
鹿児島県が約1万8千ヘクタールで全国1位。大分県と福岡県が約1万4千ヘクタール
で続き、熊本県が6位で約1万ヘクタールとなっています。

全国合計16万7千ヘクタールのうち、上記の九州4県だけで5万4千ヘクタール。なんと全国の約3分の1!すごすぎる!!

 

実は、筍は火山的地質に適しているそうで、事実、火山大噴火でできた鬼界カルデラ硫黄島竹島・黒島は竹林で有名です。上記4県も火山や温泉で有名ですね。

 

また、筍の歴史は意外と古く、『古事記』に記されています。筍は、日本の古典文学史上、最初に登場する野菜でもあるのです。

 

日本国を造った男神イザナギノミコトは、火の神カグツチの出産が原因で死んでしまった亡き妻の女神・イザナミノミコトがあきらめきれず、意を決して黄泉の国を訪れます。

 

イザナギの説得をうけ、イザナミは黄泉の国の神と相談するから、「そのあいだ、絶対にわたしの姿を見ないでください」と言ったにもかかわらず、イザナギはその約束を守ることができず、妻の姿を見てしまいました。妻の変わり果てた醜い姿にショックを受けたイザナギは、現世に逃げ帰ろうとします。

 

イザナミは「恥をかかされた」と怒り狂い、黄泉の国の鬼神や軍団総がかりで、逃げるイザナギを追いかけ、殺そうとした。

 

その時に、イザナギが逃げながら投げ捨てた櫛の歯が、タケノコになり、桃やブドウと共に追っ手を振り切う要因となったとされています。

 

筍が無かったら日本史が変わっていたということですね。

あと、女性を怒らせたらいかに怖いかが分かりま・・・って違いますね(笑)

そうではなく、イザナギが妻の言葉を守っていたらこんな悲劇は起こらなかったんです。

私達男性も、「自分だったらどうか」と考えさせられます。

 

古事記のような経験はなくても、

いざという時の言葉遣いや態度によって、夫婦も家族も友人も関係が大きく変わります。

 

火山のような言葉では火傷するし、氷山のような態度では凍ってしまう。

 

やっぱり『温泉』のように、温かい言葉遣いと心の奥から癒される態度が
普段から大切ですね。

 

 

思ったことを何でもそのまま発するのではなく、

筍が、“硬い”皮を何枚も剥いで、“あく(悪)”を取ることで、美味しく食べられるように、

相手のことを考えて、“柔らかく”、“きれいな(善い)”心で接したい。

 

そんなことを筍から教えてもらいました。

 

担当 T

両親の手を握ったことがありますか?

私が信仰している天理教では、神様を”親神様”と親しくお呼び申し上げている。

我々人間をお創り下さり、今もお護り下さっている、まさしく親なのである。

気が付けば、私は親の苦労に感謝の気持ちを持つことを忘れて過ごしている。

いつも当たり前と感じてしまっている。

これは、親神様の御守護にたいしても同様である。

申し訳ないことである。

 

3月と言えば、卒業シーズン。

ある熊本の高等学校での校長先生の卒業式での最後の授業。

これを読んで、いま一度、親の苦労、それ以上の親神様の親心を再確認したいものだ。

 

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