陽気ぐらしのヒント

今日も良い日にしましょう!

思考のクセ

 

こんな時、皆さんはどんな感情を抱きますか?

 

「子どもの習い事のお迎えに行った時、顔見知りのお母さんに笑顔で「こんばんは」と挨拶したのに、その人は無視するかのように、何も応えずその場を去ってしまいました。」

 

さぁ、どんな感情が胸の中を支配しますか?

 

不安ですか?

 

怒りですか?

 

それとも、憂鬱な感じですか?

 

同じ出来事に遭遇しても、人によって湧いてくる感情は違います。

 

では、この感情の違いはどこから生まれるのでしょうか?

 

それは、その出来事に対する受け止め方の違いから生まれるのです。

 

受け止め方の違いは、考え方の違い。

 

その考え(思考)が感情を生み出しているわけです。

 

私たちは、その感情を生み出す思考のクセを持っています。

 

例えば、劣等感に悩まされることが多い人は、劣等感を生み出すような思考のクセを、緊張しすぎる傾向がある人は、緊張感を生みだすような思考のクセを持っています。

 

同様に、怒りっぽい人は、怒りを生み出すような思考のクセを、不安になりやすい人は、不安を生み出すような思考のクセを、罪悪感に悩まされがちな人は、罪悪感を生みだすような思考のクセを持っているわけです。

 

自分の思考のクセが、自分特有の感情パターンを生み出し、そして、それが自分特有の行動パターンを生み出しているのです。

 

私たちは、自分の思考のクセを自覚できていません。

 

自分のどんな思考が、どんな感情を生み出したのか、そのことをその瞬間には自覚できないまま、いつもの感情パターンと行動パターンを繰り返してしまいます。

 

私たちは思考というメガネを通して世界を見ているのです。

 

黄色のレンズのメガネで世界を見ると

世界は黄色っぽく見えますね。

 

しかし実際は、世界が黄色っぽいのではなく、レンズが世界を黄色っぽく見せているだけです。

 

このレンズの色(思考のクセ)を変える必要があるのです。

担当 S