想いや志
それにふさわしい行動をする。
それが社会性です。
<加藤諦三>
言葉や振る舞いに氣を配り、お互いを尊重するのは、身近な家族に対しても大切なことです。
空氣のような存在と言われる家族だからこそ、マナーを守らないと絆に溝が入ってしまいます。
他人に氣を配って、家族に氣を抜いてしまっては、何のための家族なのか、ということになってしまいます。
携帯を覗いてしまうなんてこともマナー違反だと思いますがいかがなものでしょうか?
言ってはいけないこと、してはいけないこと、家族だからこそ出てしまう自分自身の本質。
笑顔で家族が暮らせるよう、父も母も子ども夫も妻もお互いを尊重したいものです。
ところで、私たちの脳みそのサイズは、社会集団を形成する力を表しているという研究があります。
人間の脳は1500ccほどですが、ゴリラは500ccほどで、最大で20頭規模の集団を作ります。
これは、家族単位を超えて、社会性がある証拠でもあります。
私たち人類の脳は、類人猿の時代から次第に大きくなり、200万年前には800cc程になり、集団も50人規模で自分より大きな動物を狩りしながら生活していました。
40万年前には1500ccに達していたという研究があり、その頃既に農耕生活を営み、150人規模の村を築いていたようです。
現代の私たちも、大きな集団と言ってもその想いが届くのは150人レベルまで。
それを超えた時には、リーダー同士の結び付きの度合いが強固であるか否かで、その集団の発展が決まります。
皆さんが属している集団は、想いや志が揃っていますか?
何人規模の集団ですか?
人は他の動物より社会性を発達させて
、生物界で現在の地位を築いてきました。
その特性を、私たちが生きる目の前の現実にも活かしてこそ、「成幸」の二文字が我が人生に浮かび上がってくるのです。
担当S